プラネタリウム基礎調査2016 速報2・規模別の統計と2015年度のベスト5

1.調査について
プラネタリウム基礎調査は2012年より毎年行っている調査です。
今回は2015年度(2015年4月~2016年3月)の状況について、調査票を2016年10月末に日本全国のプラネタリウム施設に原則悉皆で郵送し、11月末〆切で返送回答を依頼しました。

調査項目は3項目で、プラネタリウム投影回数、観覧者数、特記事項。調査票配布は314、回収数は254(12月27日時点)、回収率は80.9%です。

2.調査結果(速報)いずれも2015年度の日本のプラネタリウム施設について
 規模別の統計ならびに、数値が上位5位までの施設名を公開します。

2-1.小規模施設(座席数99席以下)
2-1a.投影回数(n=123)
 A.平均   405.8回
 B.メジアン 277回
 C.上位施設(表記100回単位で四捨五入)

1.星の文化館2.6千回 
2.富士市道の駅 富士川楽座(プラネタリウム わいわい劇場)2.1千回 
3.にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)2.0千回(推計値)
4.コスモアイル羽咋1.8千回 
5.安野光雅美術館プラネタリウム1.4千回 
5.猪名川天文台(アストロピア)1.4千回 

2-1b.観覧者数(n=125)
 A.平均   7155人
 B.メジアン 4381人
 C.上位施設(表記千人単位で四捨五入)

1.富士市道の駅 富士川楽座(プラネタリウム わいわい劇場)3.7万人 
2.厚木市子ども科学館(神奈川工科大学厚木市子ども科学館)3.4万人 
3.大津市科学館3.3万人 
4.宗像ユリックスプラネタリウム2.8万人 
4.福知山市児童科学館2.8万人(推計値)

2-2.中規模施設(座席数100席以上199席以下)
2-2a.投影回数(n=67)
 A.平均   816.4回
 B.メジアン 682回
 C.上位施設(表記100回単位で四捨五入)

1.国営沖縄記念公園海洋文化館4.4千回 
2.ギャラクシティ・まるちたいけんドーム2.1千回 
3.日本科学未来館1.9千回 
4.ラフォーレ琵琶湖 DIGITAL STAR DOME ほたる1.7千回 
5.旭川市科学館(サイパル)1.6千回(注0)

2-2b.観覧者数(n=67)
 A.平均   26990人
 B.メジアン 16617人
 C.上位施設(表記千人単位で四捨五入)

1.ギャラクシティ・まるちたいけんドーム13.0万人 
2.国営沖縄記念公園海洋文化館11.7万人 
3.渋谷区文化総合センター大和田(コスモプラネタリウム渋谷)8.5万人 
4.藤沢市湘南台文化センターこども館6.8万人 
5.とよた科学体験館6.2万人 

2-3.大規模施設(座席数200席以上)
2-3a.投影回数(n=57)
 A.平均   1083.9回
 B.メジアン 1047回
 C.上位施設(表記100回単位で四捨五入)

1.コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®4.0千回 
2.コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City2.8千回(注1)
3.大阪市立科学館2.2千回(注2)
4.千葉市科学館2.1千回 
5.神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)1.7千回(注3)

2-3b.観覧者数(n=57)
 A.平均   78194人
 B.メジアン 49103人
 C.上位施設(表記千人単位で四捨五入)

1.名古屋市科学館48.2万人(注4)
2.コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®42.7万人 
3.大阪市立科学館35.5万人(注2)
4.コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City31.2万人(注1)
5.横浜こども科学館(はまぎん こども宇宙科学館)15.0万人 

2-4.回答全施設統計
2-4a.投影回数(n=247)
 A.平均   673.7回
 B.メジアン 576回
 C.上位施設(表記100回単位で四捨五入)

1.国営沖縄記念公園海洋文化館4.4千回 
2.コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®4.0千回 
3.コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City2.8千回(注1)
4.星の文化館2.6千回 
5.大阪市立科学館2.2千回(注2)

2-4b.観覧者数(n=249)
 A.平均   28754人
 B.メジアン 10187人
 C.上位施設(表記千人単位で四捨五入)

1.名古屋市科学館48.2万人(注4)
2.コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®42.7万人 
3.大阪市立科学館35.5万人(注2)
4.コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City31.2万人(注1)
5.横浜こども科学館(はまぎん こども宇宙科学館)15.0万人 

2-5:注釈・参考情報
 注0:旭川市科学館(サイパル)
     2015年6月に整備のため1週間休演
 注1:コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City
     2015年9月~11月大規模リニューアルのため休館
 注2:大阪市立科学館
     モバイルプラネタリウムの投影回数をふくむ
 注3:神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)
     2016年1月~4月 座席の更新のため休演
 注4:名古屋市科学館
     2015年9月末~10月末 投影機オーバーホールのため休演

 ※1週間未満の臨時休演は、数値に大きな影響なしとして、注釈にいれていません。

以上