皆様、このたび、JPA理事長に就任いたしました鳫です。
JPAは加藤前理事長より研修会、地域支援、対外協力等の体制づくりを着実に進めてまいりました。その歩みはまだまだ理想からは遠く、みなさんもはがゆい思いや残念な気持ちを持たれているかもしれません。組織が大きくなることのメリット、デメリットがさまざまな場面で出ていることでもあります。現実的対応を真摯にされてきた前理事長はじめ執行部の方針を引き継ぎつつ、さらに会員のみなさんが一体感が持てる会にしていきたいと考えています。
最近、プラネタリウムをとりまく世界では、金環日食をはじめとした天文現象への興味の高まりもあって、プラネタリウムという存在が一般の人たちに再認識されたことでもあります。また、プラネタリウム施設のリニューアルが進みつつあり、新たなプラネタリウム像を提示し、社会的存在感を広げることも重要なことでしょう。
JPAの歩みを進めるにあたり、組織の充実を図りました。新たに加わっていただき、その力をお借りすることになる新委員、役員のかたがたのご意見を尊重していきたいと思います。地域の活動やさまざまな目的を持ちよって作るワーキンググループに対しても、より充実した活動が出来るよう積極的に支援をしていきます。
会員のみなさんのお力を集め、プラネタリウムという機能を充実、発展させ、世界に何らかの貢献ができるよう共にがんばりましょう。
2012年8月 日本プラネタリウム協議会理事長 鳫 宏道