2017年6月22日

プラネタリウム基礎調査2017速報２（総合順位施設発表）

日本プラネタリウム協議会　理事　渡部義弥

2016年度の観覧者数・投影回数ベスト１０（総合）
回答全施設中の順位を１０位まで公開します。なお、施設により統計の取り方が異なるため、微少な差違は順位には意味なしと考え、次のように扱っています。

• 観覧者数は1000人単位、投影回数は100回単位で四捨五入する。
• 以上で、同一になった施設は同率順位。

※ 座席数と稼働率
今回は、座席数と稼働率も示しました。稼働率は用意した総席に対して何人が入ったかを示すもので、映画館などで使われる指標です。稼働率＝観覧者数／（座席数×投影回数）。（参考）日本の映画館では、稼働率15％程度が採算点と言われています。（例えばhttp://www.jnews.com/business/digest/2015/016.html）

※ 館名と調査数値の公表希望
さらに、今回はこの上位施設を公開するにあたって、館名情報開示の可否について調査票に記載していただきました。その結果は次の通りです。

０．情報開示の可否について

1：かまわない	210館（80％）
2：要事前相談	32館（12％）
3：絶対不可	12館（5％）
4：その他	7館（3％）

１．観覧者数上位施設（ｎ＝257）

	館名	観覧者数 （万人）	稼働率	座席
１	名古屋市科学館	51.2	88%	350
２	コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City	41.3	54%	214
３	コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®	37.8	46%	212
４	大阪市立科学館	35.8	55%	300
５	多摩六都科学館	19.4	58%	234
６	仙台市天文台	16.0	34%	280
７	横浜こども科学館（はまぎん こども宇宙科学館）	15.5	36%	368
８	札幌市青少年科学館	14.5	43%	202
９	千葉市科学館	14.3	34%	200
１０	神戸市立青少年科学館（バンドー神戸青少年科学館）	13.5	26%	252

２．投影回数上位施設（ｎ＝255）

	館名	回数 （千回）	稼働率	座席
１	国営沖縄記念公園海洋文化館	4.3	14%	189
２	コニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン®	3.9	46%	212
３	コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City	3.6	54%	214
４	大阪市立科学館	2.2	55%	300
５	ギャラクシティ・まるちたいけんドーム	2.1	36%	172
５	神戸市立青少年科学館（バンドー神戸青少年科学館）	2.1	26%	252
５	千葉市科学館	2.1	34%	200
８	富士市道の駅 富士川楽座（プラネタリウム わいわい劇場）	2.0	21%	72
８	にしわき経緯度地球科学館（テラ・ドーム）	2.0	33%	30
１０	コスモアイル羽咋	1.8	10%	97