日本プラネタリウム協議会では、5年程度の間隔で「プラネタリウム・データブック」を発行しています。日本国内のプラネタリウムに関する各種統計情報を、共有、そして発信することを目的としております。本データブックは、全国のプラネタリウム施設のほか、関係団体や教育研究組織、マスコミなどにも配布し、日本国内のプラネタリウムに関する基礎資料として役立てていきたいと考えております。
データブックの調査時点で下記の条件で回答の依頼をしております(プラネタリウム一覧の項目を除く)。そこで個別の回答数値などの提供はできません。ご理解ください。
データブックには統計処理した数値を掲載し、個々の回答数値は公表いたしません。
プラネタリウムデータブック2020 (2023.10.21追加)
■プラネタリウムの現状
2024年時点でのプラネタリウム界の現状をまとめます。一般的なお問合せの内容をまとめておりますので、メディアの方はまずここをお読みください(基礎調査を基に更新中)。
2024年12月現在、日本には480のプラネタリウムが作られ、そのうち296 の施設が稼働中です。
プラネタリウム施設一覧 Googleスプレッドシート 2023年12月現在の全国のプラネタリウム施設の基本情報の一覧です。
このプラネタリウム一覧は今後、随時更新を行なっていき、できるだけの現状を把握していただけるようにしたいと思います。
★2024年度の基礎調査作業に入っています。表の中の緑色塗りは2024年10月時点での変更項目です★
一覧を長期に渡って維持管理する中で、機種名のうちバージョン番号的なものは統合する。光学式の光源変更など外観の変わらないものは新規としない。
デジタル式プラネタリウムは任意の星空を投影できるものに限る。同じ敷地内での建替、名称変更には新規番号を振らない。などをしております。
今回のDB2020の作業において全体の1/5にあたる100レコード以上の変更更新を行いましたが、まだ不明・不正確な点が残っております。ご自分の施設や過去の施設においてお気づきの点がありましたら、こちらのフォームよりご連絡いただけると助かります。
プラネタリウム一覧修正依頼フォーム
総観覧者数ならびに総投影回数の過去の推移
年度 | 総観覧者数 | 総投影回数 |
---|---|---|
2010年度 | 686万人 | 18万回 |
2011年度 | 769万人 | 19万回 |
2012年度 | 848万人 | 20万回 |
2013年度 | 817万人 | 20万回 |
2014年度 | 818万人 | 20万回 |
2015年度 | 815万人 | 20万回 |
2016年度 | 858万人 | 20万回 |
2017年度 | 872万人 | 23万回 |
2018年度 | 889万人 | 22万回 |
2019年度 | 830万人 | 20万回 |
2020年度 | 312万人 | 13万回 |
2021年度 | 476万人 | 16万回 |
2022年度 | 790万人 | 22万回 |
この総観覧者数と総投影回数は、毎回の回収率が100%にはならないので、一定のルールによる推計値を算出して発表しています。推計値の計算は、プラネタリウムを座席数(規模)により3グループ(座席数99席まで、100~199席、200席以上)に分け、グループ毎の回答数値の平均を出し、総施設数を乗じて算出しています。モバイルプラネタリウムなどは座席数99席までのグループに入れています。また人数は万人以下、回数は万回以下で四捨五入しています。
新型コロナウイルス感染症対応による休演
2019年度から2021年度にかけての実績には、新型コロナウイルス対策での休演や休館、観覧人数削減などの影響が大きく反映しています。そこで新型コロナウイルス対策での休演月数を毎年の基礎調査時に集めました。ただし施設によって対応基準も違いますので、観覧者数や投影回数の減について、前出の総観覧者数や総投影回数に統計的な補正を与えておりません。長期間に渡っての統計処理については本来考慮の必要がありえますが、コロナ禍未終息の現時点では、そのままの数値として公開しています。2023年3月末までの数値をまとめた最新の調査では、新型コロナウイルス対策での休演がかなり少なくなりました。
年度 | 総合 | 大規模館 | 中規模館 | 小規模館他 |
---|---|---|---|---|
2019年度 | 0.9ヶ月 | 0.9ヶ月 | 1.0ヶ月 | 0.9ヶ月 |
2020年度 | 3.3ヶ月 | 2.4ヶ月 | 3.1ヶ月 | 4.2ヶ月 |
2021年度 | 2.0ヶ月 | 1.8ヶ月 | 1.6ヶ月 | 2.6ヶ月 |
2022年度 | 0.4ヶ月 | 0.4ヶ月 | 0.1ヶ月 | 0.6ヶ月 |
日本プラネタリウム協議会に所属する、代表的なプラネタリウム施設
日本プラネタリウム協議会(以下JPA)は、プラネタリウム施設・団体、およびそれに関わる個人等が参加する、日本を代表するプラネタリウムの会です。この組織に所属している、代表的なプラネタリウム施設は下記です。
全国プラネタリウム一覧(JPA会員) 全国プラネタリウムマップ(JPA会員)
世界のプラネタリウム
JPAも友好団体になっている 国際プラネタリウム協会について はこちらをご覧ください。またその中で公開されている世界のプラネタリウムのデータベースはこちらです。Worldwide Planetariums Database
その機能として詳細な検索ページが用意されています。WPD_Query
ここで固定施設で開館している日本のプラネタリウムという条件を与えると、2023年3月現在で358施設とカウントされます。前述の299施設(2023年7月現在)と比較すると有意に多く、おそらく閉館情報を拾いきれていないと思われます。
日本から海外の施設数を知るにはこの方法しかないので、世界全体や他の国と施設数を比較する際には常にこの問題が発生します。ざっと1-2割の誤差を含んでいるでしょう。そのことをご理解いただいた上での2023年3月時点のWPDによる各種数値はこちらになります。
世界にはモバイルを除き稼働中のプラネタリウムが2632施設あります。
大陸別ではアフリカ19 ヨーロッパ664 北米893 アジア1037 オセアニア19
国別ではアメリカ711 中国369 日本358 の順になります。
今年(2023年)からプラネタリウム100周年のイベントが世界各地で行われます。当協議会もプラネタリウム100周年記念事業実行委員会を組織して活動しております。詳細はこちらのページをご覧ください。
《プラネタリウム100周年記念事業 Webページ》
日本プラネタリウム協議会へのお問合せはこちらのフォームからお願いいたします。
プラネタリウムデータブック2020 (2023.10.21追加)
毎年行なっている基礎調査へのリンクです。
プラネタリウム基礎調査2023速報
プラネタリウム基礎調査2022速報
プラネタリウム基礎調査2021速報
プラネタリウム基礎調査2020速報
プラネタリウム基礎調査2019速報
プラネタリウム基礎調査2018速報
プラネタリウム基礎調査2017速報
プラネタリウム基礎調査2017速報2(総合順位施設発表)
プラネタリウム基礎調査2017速報3(規模別の上位施設発表)
プラネタリウム基礎調査2016 速報
プラネタリウム基礎調査2016 速報2・規模別の統計と2015年度のベスト5
過去に発行したプラネタリウムデータブックのアーカイブです。
プラネタリウムデータブック2015
プラネタリウムデータブック2010